カッチン玉の由来は?
カッチン玉とは、名古屋弁でビー玉のことで、この飴の特殊な形を表しているようです。
このお祭りが行われている六所神社は安産祈願の神社なので、母親と子供をつなぐへその緒を模しているのではないかというのが有力な説だそうです。
○○の楽しみ方・見どころは?
安産祈願のおめでたい飴が買えるのはこの日だけ!
地元でもこの神社の近所の人しか知らない、知る人ぞ知るお祭り、カッチン玉祭り。このお祭りの特徴は、ユニークな形をした“飴”です。
カッチン玉と呼ばれるこの飴は、年に一度、2月26日のこのお祭りの日にしか売られません。
飴といっても口に気軽に入れて食べられるサイズではなく、その形はまるで太鼓のバチのよう。太くて長めの竹の棒に、白・赤・青・黄の色付けされた飴がぐるりと丸く巻かれた面白い形をしています。
神社の境内の露店で、小さいサイズのもので200円くらい、大きいサイズのものだと1,000円くらいで売られていて、大きいサイズのものにはおたふくさんなどのおめでたい模様がつけられている飴もあります。
カッチン玉はどうやって食べるの?
安産祈願のおめでたいカッチン玉。どうやって食べればいいのでしょうか。そもそも食べていいものなのか…。
せっかくなのにご利益がなくなってしまうと困るので、飴を売っている露店のおばさんに食べ方を聞いてみたところ、家の神棚、神棚がなければ部屋の高い位置に一度祀ってから、金槌などで砕いて食べると良いとのことでした。
大人のこぶし大ほどもある大きな飴ですから、さすがにそのままペロペロ食べるわけにはいきませんからね。
お砂糖と水飴のシンプルな飴なので、食べられずに残ってしまった分はジップロックなどの保存袋に入れて冷蔵庫に保存すれば長持ちするそうです。
そのまま食べるのに飽きたら、煮物などのお料理に溶かして使うことができるそうです。
小さい神社の小さいお祭りならではの雰囲気
カッチン玉祭りが行われる六所神社は、決して大きな神社ではありません。
周りには名古屋ドームや大型ショッピングモールのイオン、大学などがありますが、この神社はそこだけ時が止まったかのようにひっそりとした神社です。
年に一度のお祭りのときはとてもにぎわいますが、出店などもあまり多くはなく、サメつりや綿あめ、たこ焼きや焼きそば、フライドポテトなどどこにでもあるような出店しかありません。
それでも、昔からこのカッチン玉祭りは地元の子供たちや近所の方たちに親しまれていて、とてもしみじみとした趣を感じます。
開催場所と開催時期、日程
開催場所:
愛知県名古屋市東区、大曾根駅近くの六所神社
開催時期:
2019年2月26日
アクセスは?公共交通機関(電車・バス)と車のどっちがおすすめ
アクセス:
JR中央線「大曽根」駅南口より徒歩約10分
地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田」駅2番出口より徒歩約10分
市バス「矢田南三丁目」停より徒歩2分、市バス「古出来」停より徒歩約10分
名古屋ドームのすぐ近くなので、近隣にコインパーキングがたくさんあります。
混雑具合、来場者数など子供やお年寄りと行って大丈夫か?ベビーカーはOK?
小さい神社のお祭りなので、混みあいます。神社の境内は砂利敷きなので、ベビーカーより抱っこ紐が便利です。
まとめ
知る人ぞ知るカッチン玉祭り。
少し地味ですが、昔から地元の人に愛され、親しまれてきたとてもアットホームなお祭りです。
毎年2月26日に行われ、平日と重なるとなかなか行けないのですが、もしこの2月26日に近くにお越しの際は、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。