卵は毎日の料理に欠かせない食材の一つですね。
卵焼きに目玉焼き、ゆで卵にスクランブルエッグ、オムレツに親子丼などなど、卵を使った料理がどんどんと浮かんできます。子どもも大好きな卵料理。いずれも手軽で美味しいのが魅力ですよね。
ところで卵を使うたびに出てくる卵の殻、生ごみとして処分するしかないのでしょうか?
卵を使えば使うほど出てくる殻ですが、そのまま捨てるのはもったいない気もします。
植木鉢の下に敷いているのを見たことがあるのですが、何かに再利用できるのであれば、活用したいですよね。
今回は卵の殻の再利用、活用方法について紹介します。今日からでもできるので、早速試してみましょう。
卵の殻の活用方法:掃除
これから紹介する卵の殻の活用方法は、どれも難しくないものばかりです。
活用方法を知ったら、殻といえども簡単には捨てられなくなりますよ。
掃除1:頑固な汚れに研磨剤として使う
キッチンの頑固な汚れ落としに、卵の殻が研磨剤として大活躍です。
卵の殻を細かく砕いてコンロや鍋などの頑固な汚れにつけましょう。
スポンジでこするだけで、頑固な汚れがきれいに落ちます。
掃除2:水筒などの手が届きにくい場所の汚れ落としに使う
水筒や花瓶などの手が届きにくくて洗いにくい所にある汚れも、キレイに落とすことができます。
適量の水と細かく砕いた卵の殻を洗いたいものに入れて、しっかりと振りましょう。
手が届かない細い入れ物でも、これでキレイに汚れを落とすことができます。
掃除3:コーヒーやぬか床に使う
苦みが強くて飲みにくいコーヒーがありますね。そんな時は卵の殻をフィルターに入れましょう。苦みを抑えることができます。
コーヒーを入れた後は、そのままガーデニングの堆肥として使うこともできます。
その他には、ぬか床に入れると、お漬物がまろやかな味になっていいですよ。
卵の殻が肌の美容アイテムに変身
卵の黄身や白身だけでなく、殻にもたくさんの栄養が含まれていると知っていましたか?
その栄養を無駄にしないためにも、美容アイテムとして活用してみましょう。
美容1:卵の殻を使った美容液
卵の殻を砕いてりんご酢にいれます。
2日ほどそのまま置くと、美容液の完成です。
卵の殻には、肌の生まれ変わりを促進する効果があります。
肌が荒れている場合には、肌の改善も期待できます。
美容2:殻の内側の膜を使ったフェイスパック
卵の殻の内側にある膜には、肌の美容に効くコラーゲンやグルコサミン、ヒアルロン酸などの成分が含まれています。いずれも美容でよく聞く成分ですね。
殻を水に漬けた状態ではがすと、卵の内側の膜は上手に剥がれてきます。
膜を乾燥させないために、深さのある容器に水を入れてその中に膜を入れておきましょう。
使いたいときに水から出してフェイスマスクとして顔に乗せましょう。ピタッと肌に密着してきます。
卵の殻をガーデニングに活用しよう
卵の殻は、家の中だけではなく屋外でも大活躍です。
とくにガーデニングを楽しんでいる人には、見逃せない情報です。
ガーデニング1:肥料
ベランダでガーデニングを楽しんでいる人や、家に庭がある人は、卵の殻を細かく砕いて土に撒きましょう。
卵の殻が分解されて、土の栄養となるカルシウムなどのミネラルになります。
微生物が繁殖して、土が肥えてきます。
ガーデニング2:害虫駆除
細かく砕いた卵の殻を植物の根元に撒きましょう。それだけで害虫の駆除に役立ちます。
ナメクジやカタツムリを寄せ付けないので、キレイに咲いた花がナメクジに食べられてしまった…なんてことが避けられます。
土の中にいるネキリムシという害虫を寄せ付けない効果もあります。
食品業界でも注目の卵の殻
最近食品業界では、卵の殻のカルシウムが注目されています。
胃液で溶けやすく消化吸収に優れているので、理想的なカルシウムとして注目を浴びています。
高齢者の骨粗しょう症や子どもの骨折率増加の対策に利用できるのではないかと、カルシウムに注目して積極的に研究している企業があるのです。
卵の殻の膜も、ケガをした力士が傷口に卵の膜を貼ったら傷の治りが早かったとか。皮膚への効果も注目されているところです。
まとめ
家庭料理でよく使う卵です。生ごみとして捨てていた殻を見直して、再利用する方法を紹介しました。
料理で使うキッチンの汚れ落としに活躍したり、お母さんにうれしい美容アイテムとして活用することができるとは驚きです。
土に混ぜることでガーデニングに役立つなんて、エコでもあり嬉しいですね。
捨ててしまえばただのゴミになる卵の殻ですが、再利用すればこんなにいろいろなシーンで活躍してくれます。
殻すべてを使う必要はありませんが、できそうだなと思うものから挑戦してみてはいかがですか?